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那珂川町庁舎プロポーザル・・ゾーニングの上に架構をのせる    提案日:2013.12

Concept 

栃木県那珂川町(旧馬頭町+小川町)の庁舎プロポーザルの提案。
環境負荷の低減・コストの縮減を目指し、防災・災害拠点となる施設であることはもちろん、 木造・木質化と町民利用の利便性を配慮したアクセス性を重視する計画が求められた。
そこで、利用者のほとんどが車で来庁することから、そのバリアフリーを含めたアクセス性の合理化を図るために、庁舎機能にもとづいた五つのゾーニングを敷地全体に施し、そのゾーニングを横断するように庁舎を配置することを計画の趣旨とした。
そのゾーニングは、敷地の縦軸方向に明確に設定するものであるが、同時に横軸方向のゾーニングも明確にすることで、平時のみならず災害時においても、敷地全体が合理的に機能することを目指している。
また、建物は低層とすることで、木造構造材の小断面化を図り、大断面集成材の使用をできるだけ少なくし、地元の製材所から供給可能な木材で木造架構が成立できるように考え、この庁舎建設が、これまで林業にもとづいてきた地元産業に寄与し、庁舎自体が将来的にもまちづくりの拠点となり続けることを意図した。

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