本計画は、学生生活の中心施設として、巨大ワンルーム空間の中に「学びの場」と「集い・憩いの場」を間仕切りのないオープンプランとして計画した。
ワンルーム空間は、南側から北側の「キャンパス・コモン」に向かって、床を1.6m掘下げ、全体をゆるやかなスロープ上の床として、同時多発的に起こる学生たちの活動を、様々な場所から一望できる。
また、一番低い場所を、レストラン・カフェ・オープンカフェとすることで、建物内部からも「キャンパス・コモン」からも、自然に学生が集まれるような場所になっている。
教室群は2階に設置して、下のワンルーム空間から分離した配置にしましたが、1階の床が堀込まれているので、「キャンパス・コモン」から、この1・2階は、スキップフロアーの構成となっており、どちらへの行き来も簡便となるように計画した。
また、1階屋上の高さも低く設定でき、「レストラン・カフェ」・「ルーフガーデン」が「キャンパス・コモン」から連続した一体の広場として利用できる。