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多摩川の住宅・・多摩川河川敷のポテンシャルとは    提案日:2006.08

Concept 

多摩川沿いの住宅の計画。
南側に広大な多摩川の河川敷が広がる敷地だが,前面に交通量の多い「多摩堤通り」が敷地よりも約2m高いレベルに 通っている。
その騒音や振動・視線・埃(排ガス)などを避けつつ, 適度な通風と眺望が建物全体に求められ,クライアントの仕事場(30帖の音楽スタジオと6帖の事務室)に加えて,親子世帯が適度な距離で過ごせる2世帯住宅の計画案が求められた。
敷地のポテンシャルを最大限いかすことを優先すべく,パラペットの立上がりのないフラットな屋上デッキを設定し,その活用を図るべくELVを設けることとした。
2階のDKには,高さと大きさ,その機能を配慮した開口を配して,決して遮られることのない遠大な眺望を確保しつつも,多摩堤通りからの悪影響を受けない,落着ける空間となることを目指した。
また,音楽スタジオは地下に設けたが,採光と自然換気が十分に取入れられるよう,トップライト・ハイサイドライト・ドライエリアからの換気を確保し,特に空気の流れが地上階と劣らない空間となることを前提とした。

注:このサイトは故更田邦彦氏のサイトの記録を保存したものです。著作権等にご配慮のほど、よろしくお願いします。