<コンセプト>
緑豊かな住環境,起伏のある敷地形状,母屋との関係,これらを有効活用して機能的かつ自由な活動が可能な計画を目指す。
<空間構成その1>
日当りが良く,レベルの高い敷地南側を畑(家庭菜園)エリアとして,そこから,デッキテラス→ダイニング・キッチン→リンビングへとダイレクトにつながっていく空間を作り,同時に玄関・主寝室・子供部屋は,それらと分離してプライバシーの保てる構成とする。
<空間構成その2>
レベルが下がっていく敷地北側は,母屋との連絡を取りやすくするために,新居1階レベルと母屋1階レベルの中間に半地下空間を設定して,そこを倉庫兼作業スペースおよび予備室とする。
また,母屋の2階バルコニーから連絡ブリッジを設ける。
<空間構成その3>
緩やかにカーブした大きな屋根に覆われた空間は,その流れに伴って1階から地下空間へとつながる。
また,その大きな屋根も将来緑で覆われれば断熱効果も期待できると同時に、この環境との共生をより喚起していくことになると考えている。