3つの前面道路に面する敷地に,16軒の個別駐車場を持つタウンハウスの計画。 それぞれの前面道路に対して,異なる2軒で一つの住戸タイプを配置し,方角や敷地のポテンシャルを最大限にいかす計画を目指した。 具体的には,それぞれの住戸が階段室を挟んで南と北,東と西のフロアーが入れ替わるシステムを用いている。階段室が作り出す隙間がそれぞれの住戸の空間をつなぎ,他の住戸とは完全に分節する,タウンハウスにおける実効性のあるシステムである。