素材と大きさの異なる5つの箱状建物(RCx2、木箱x2、ガラス箱x1)が互いにスキマを空けて隣接して建つ形式である。個々の箱は、内外を同一素材で仕上げるなど、モノリシックな表情となっている。 螺旋状のスロープを持つ立体収蔵庫を施設のほぼ中央におき、それを取り囲むように他の諸室(=箱)を配した。そのことで、収蔵庫のRC打放しの壁面が屋外に対して保護されるとともに、施設のインテリアに象徴性をもたらす。